なぜ「5 つの標準」なのか
このページは英語版
why-five-standards.mdの要約日本語訳です。
5 つを束ねる必要があった理由
Section titled “5 つを束ねる必要があった理由”それぞれの標準は、自分の専門領域では強力ですが、カバーしない領域 がはっきりしています:
| 標準 | カバーする領域 | カバーしない領域 |
|---|---|---|
| arc42 | アーキテクチャドキュメントの章立て | 図の記法・決定の追跡・ユーザードキュメント |
| C4 | 図の記法(4 階層) | テキストドキュメント全般 |
| MADR | 決定(ADR)の記録形式 | アーキテクチャ全体・図・チュートリアル |
| Diátaxis | ユーザー向けドキュメントの 4 象限 | アーキテクチャ・決定・サービスデザイン |
| TiSDD | サービスデザイン手法 | コード文書化全般 |
実プロジェクトでは、これら 5 領域すべて が必要になります。一つの標準だけ採用しても、 他の領域は依然として「自前で考える」必要があります。pentaglyph は 5 つを最初から レイアウトに織り込み、各標準は自分の領域でだけ正本となる という分担を作ります。
では「5 つ」が正解で「4 つ」「6 つ」ではない理由
Section titled “では「5 つ」が正解で「4 つ」「6 つ」ではない理由”歴史的には pentaglyph の前身は tetragram(4 つ)でした — arc42 / C4 / MADR / Diátaxis。 2026 年に TiSDD を 5 つめに追加して pentaglyph に改名しました。理由:
- サービス(特に SaaS / 自治体向け)プロジェクトでは、コード文書だけでなく サービス全体のジャーニーマップ・ブループリント が必須になる場面が増えた
- TiSDD は既にサービスデザインの de facto 標準であり、別の独自フレームワークを作る 動機がなかった
6 つめのスロットは PEL(Project Engagement Layer) ですが、これは「対等な標準」ではなく バインダー です。クライアントコミュニケーションの領域には単一の正本標準がないため、 8 つの既存プリミティブを 1 か所にまとめる役割を果たします。
「5 つ全部使え」ではない
Section titled “「5 つ全部使え」ではない”5 つの標準を最初から並べていますが、これは「全部使え」という強制ではありません。
プロジェクトのプロファイル(minimal / standard / consulting)によって、
使うディレクトリが変わります:
minimal:arc42 + MADR + Diátaxis(最小限の 3 セット)standard:上記 + C4consulting:上記 + TiSDD + PEL
bunx --bun @uyuutosa/pentaglyph init で --profile= を指定すれば、対応するディレクトリ
だけが scaffold されます。残りの標準は「使わない」でも、置き場所だけは決まっているので、
あとから追加するときに迷いません。
詳細・歴史的経緯・各標準の比較表は 英語版 を参照してください。